ギャンブル依存の息子の回復を
心から願いつつ
あれこれ模索中ですが
そんな最中に
ガンに罹患し手術、治療を経て
これから術後一年目の
定期検査を受けにいく
noraマザです。
ワタシの住む場所では残念ながら
大きな病院がなく
検査や治療ができません
カウンセリングを受けたりもできません
自然はいっぱいあるけれど
必要な時に
必要な施設がないのです
norakuroのギャンブル、借金がわかって
地元に連れ帰り
さぁ、再出発だ！
という頃から
ワタシの体調が良くない日が
増えていきました
顔は青白く
倦怠感がひどく
決まって昼食後30分くらい
うごけなくなってました
勝手に貧血だと思っていたのですが
あまりにそんな日が続くので
近くの唯一の診療所で診てもらったところ
血液検査では貧血の数値は出てない
とのことでした
まぁそんなもんだろうと
あまり気にもとめていなかったのですが
そんなある日
シャワーの時に
胸の上側に
しこりがあることに気づきました
今まで
全く気づかないのが
なんでだろ？？
ってくらいの大きさでした
自分の体に気をかけられるような
状況じゃなかったんですね
一応、なんなんだこれは？ってことで
診療所で診てもらったのですが
やはり専門の先生ではないので
はっきりわからず
上京して大きな病院で
診てもらうように言われました
しかも、なるべく早めにと。
仕事もあるし
借金苦のnorakuroのこともあるし
そんなに何回も上京するわけにもいかず
痛くも痒くもないし
そのまま保留という感じでした
相変わらず
倦怠感がひどい日が続いてました
そこに
ワタシの実父が
もうあまり長くない・・・
という母からの電話があり
急遽
再度上京することにしました
実父は
自分で歩いたりすることは
できなくなっていて
介護が必要でした
年老いた母親一人では
どうにもこうにも大変です
もう先生から
いつあの世に行ってもおかしくないと
説明され
ワタシの悩み事に
ギャンブル、借金、
そして介護が加わったのです
上京ついでに
病院の紹介状を持って
胸のしこりの診察にいきました
もうとことん
良くない事ばかりだったので
多分、検査結果もダメだろな・・・
と半ば諦めのように
思ってました
その通り
期待しなくて良かった
はい。
検査結果は
乳がんでした。
”やっぱりな〜”
ってのが
告知された時の感想です
診察の時にいた
優しそうな看護師さんが
何度もワタシに
”大丈夫？”
と聞いていました
”乳がんですね・・・”
と言われて
”あー、やっぱりそうですかー！”
というワタシが
無理しているように見えたのでしょう
無理してるどころか
ワタシにとって
大丈夫なことなんて
良い出来事なんて
２度と起こらないんじゃないかと
思えた
とにかく辛い日でした
ギャンブル、借金、介護に
乳がん・・・・
悩みというより
本気で何かに取り憑かれてるとしか
思えませんでした
そのほうが納得できたし・・・
病院の帰り
心配してきてくれた
noraシス（姉）と寄った
ちょうちんが眩しい居酒屋で
隣のおじさんの視線も気にせず
泣きながら
飲みました
一杯飲んだら
少し元気が出たのか
治して
ここでもう一度
笑って飲むぞ！
と
心の中で誓ったのでした
辛かろうが
病気だろうが
下を向いてる場合じゃないのですから
noraマザ
